股関節の症状

こんな症状はありませんか？

①立ちっぱなしでいると足の付け根が痛くなる
②太ももを曲げたり、伸ばしたりすると動きにくい
③しゃがむ動作がやり難くなった
④歩いたり、階段を昇り降りをすると足の付け根が痛くなる
⑤痛む足がガニ股（足が外を向く）になってきた
⑥起き上がろうとするときやランニング、サッカーでキックをする動作などで足の付け根が痛くなる
⑦あぐらを組んだり、足を動かしたり、歩くと足の付け根が痛くなる

股関節（こかんせつ）は、蝶々のような形の骨盤（こつばん）と大腿骨（だいたいこつ）という太ももの骨とで構成されています。大腿骨の付け根には、球の形をした大腿骨頭（だいたい こっとう）があります。骨盤にはその受け皿のような形の臼蓋（きゅうがい）があり、ソケットがはまるようになってるので、股関節を動かすことができます。

股関節には、他の関節と同じように軟骨があり、関節の動きを滑らかにしています。しかし、軟骨がすり減ったり、骨頭が変形したり、受け皿側の臼蓋がすり減るなどして、骨が変形してしまうことがあります。こうした症状が起きると、長時間立っていたり、歩いたりすると、足の付け根が痛くなったり、足を動かせる範囲が狭くなったりします。

当院では、内服薬や湿布などで炎症や痛みを改善し、リハビリテーションを併用します。リハビリテーションでは、動きにくくなった関節の周りの筋肉を柔らかくしたり、関節そのものを動かして動く範囲を拡大したり、股関節の周囲の筋力トレーニングや体幹のトレーニングなども行います。必要な場合は杖の処方もします。